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詩集『揺れるゴンドラ』
横倉修一/著

娑婆の実相も紙一重

夕霧のなか高層ビルの壁面に 窓拭き清掃用のゴンドラがただ一つ
宙吊り状にぶら下がり 木枯らしに激しく揺れている
ISBN978-4-8120-2131-6  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『風の強い日』
岩﨑ゆきひろ/著

あの木漏れ日が懐かしい
喉に刺さった骨のように、どうしても忘れられない一日がある。
風が激しくシャッターを揺さぶり、記憶の街路を音立てて吹き抜けていった。
どん底だったけれど、あの頃が俺の人生で一番大切な時だったのかもしれない。

ISBN978-4-8120-2138-5  C 0092
本体2000円(+税

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詩集『ほんのりと赤い月』
柴田洋明/著

夢は見なかった。
Kの帽子と紫色のコートと
アザラシのアクセサリーの付いた手袋の下の
優しい掌とそれに続く皮膚とすべてのものが
オリオンの三ツ星のように
氷てついて動かなかった――
(詩人伝説)
ISBN978-4-8120-2128-6  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『従容』
津坂治男/著

詩はメッセージじゃないというけれど
それじゃどうして苦行する?
詩はメッセージじゃないというけれど
伝える思いが詩に向かう

プロメテウスの火の言葉
今こそ使っていくべきか?
暁よどんだままなのに
詩人の叫び待ったまま――

ISBN978-4-8120-2136-1  C 0092
本体1700円(+税)

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詩集『雀』
菊田守/著

日本の伝統文化と詩歌の流れのなかで、
詩は内に笑いとユーモアを秘めた文芸でありたい
と願う詩人の熱き思いが随所に光る。
待望の新詩集
ISBN978-4-8120-2129-3  C 0092
本体2000円(+税)

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叢書〈社会 現実/変革〉8
『てつがくの犬』 武西良和/著

吠えるのはお止し。
背後の人がぼくに言いたそうだ。
でも、ぼくは不安なのだ。
あの日、ぼくは草むらに自分を
落としてきてしまったのではないかと。

ISBN978-4-8120-2132-3  C 0392
本体1800円(+税)

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『死と愛 死の原郷と母の慈愛』
中地中/著

死とは何か、
愛とは何か。
なぜ我々は悩みながら
生きているのか。
やがてやってくる
死にむかって、
生きる目的とは
何だろう。
ISBN978-4-8120-2133-0  C 0095
本体2500円(+税)

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『廃墟の詩学』
中村不二夫/著

現代詩の閉塞状況を打破する鍵は、戦後詩史の空白を埋め、
ミッシング・リングを繋ぐことだ。この強い信念のもとで、著者は
詩集・詩誌の膨大な一次資料を踏査してきた。
ライフワークの結実した本書は、まさに現代詩論の転換点をなす
金字塔と呼ぶべき労作である。
(一色真理)

ISBN978-4-8120-2122-4  C 0095
本体3000円(+税)

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詩集『こどものいない夏』
吉川伸幸/著

私にとっては、私の中の詩人、それが「こども」
詩とは、生き延びた「こども」によって書かれる「証」
子どもの話を聴くとき、
私の中にいる「こども」に耳を傾け、
子どもの中にいる「こども」に耳を傾けている。
子どもが傷つくとき、
私の中の「こども」も傷ついている。
誰もが自分の中に「こども」を持っている。

ISBN978-4-8120-2127-9  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『時の画集』
山浦正嗣/著

人は変わって
いかなければ
生きていけない
のでしょうか
変われない人の
悲しみも
新しい時は
水のように
流してくれます

ISBN978-4-8120-2130-9  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『風土考』
すずきいつお/著

風土は一人の人間が生まれ育ち、自己を形成していくための場である。いたずらな近代化・均質化によって風土を喪失することは、生きていく上での根源的な力が奪われることを意味する。
すずきは詩を書くことで風土の中に生きる自分を再発見し、現代のグローバリズムを乗り越える確かな指針を私たちに示したのである。
(一色真理・跋より)

ISBN978-4-8120-2126-2  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『すべての詩人は水夫である』
加藤思何理/著

そして世界は瞼を閉じる少年とは奇蹟に属する特権的かつ排他的な魂の現象である。
少年の海馬には出発への渇望と想像力が鋳込まれている。
光に縛られ、しかも光に縛られないすべての水夫たちよ。
旅立ちの銅鑼を鳴らせ、世界のねじを巻き戻すために。

ISBN978-4-8120-2103-3  C 0092
本体2000円(+税)

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現代詩の新鋭29『父の時間』
三田村正彦/著

夜のハンカチ落としが始まった
父と過ごした濃密な時間の記憶を背に、
薄闇の未来へと転がり落ちるように僕は走り出す。
途切れた夢の先へ、余白の風の中へ。

ISBN978-4-8120-2059-3  C 0392
定価1890円(5%税込)

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詩集『鬼首行き』
朝倉宏哉/著

ど こ か ら き た の ?
大震災が実存の根源を揺さぶって以来、日々身辺に起きるすべてが、生、老、病、死に関わる赤裸々な現実を問い掛けてくる。
だがその真っ只中でもがきながら、一篇の詩を書くことで、何かが変わる。何かが開ける。いのちと響き合う新しい風が生まれる。

ISBN978-4-8120-2106-4  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『荒野譚』
藤子迅司良/著

人にはきっと それぞれの地形がある
逃げれば違うかたちの希望が見えると思いつつ、
とうとうこの風景の懐から逃げきれなかった。
あれからずっと荒野。生きるとはこういうことか。

ISBN978-4-8120-2104-0  C 0092
本体2000円(+税)

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叢書〈社会 現実/変革〉7『第四間氷期』
こたきこなみ/著

もう助ける神はない
地球は難破する船だ。
ノアにならってハコブネを造り、
今のうちに逃げるのかとどまるのか。
次の氷河期まで時間はたっぷりある?

ISBN978-4-8120-2114-9  C 0392
本体1800円(+税)

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詩集『深層風景』
高橋憲三/著

大好きな家族だから
友だちといっしょでいたいから
抱き合って泣き笑いするのがうれしいから
くじけないように
折れないように
…………
踏んばって
ただそれだけ
生きている真っ最中だから

ISBN978-4-8120-21170  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『未明 燃えて』
川崎芳枝/著

かみ合わないことばが いくつもはじけて 消えていく
ささやいているのは あなたでもわたしでもなく
夢に近いところで もうひとつ 花がひらく
日常生活とその裏にひそむ幻想世界とのマージナルな場所で、
降りやまない雨のように続く対話はひそやかな恋歌となった。
ISBN978-4-8120-2112-5  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『落雁とその飛翔』
杉山利子/著

杉山利子さんといえば、仲間からは「鳥の詩」と直ぐ答が返ってくる。この詩集は待たれた詩集である。
今読了して、何と温かい生命の讃歌かと心満たされた。
(比留間一成)

ISBN978-4-8120-2113-2  C 0092
本体1500円(+税)

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詩集『心音』
新沢まや/著

私は青春時代に恋愛詩集と呼べるものを上梓し、
いくつもの恋の詩集も読んでいるが、
この『心音』のような研ぎ澄まされた感性で
綴られた詩集を繙いたのは
初めてである。
(中原道夫)

ISBN978-4-8120-2108-8  C 0092
本体2500円(+税)

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詩集『真逆のときに』
周田幹雄/著

「笑う」こと、
それに「笑えぬ」
ことを書こう、
と決めました。
あと何年か、
嘶き続けます。

ISBN978-4-8120-2121-7  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『青い魚』
橋本征子/著

わたしは知っている
この海辺で 母の愛のうすい幾人もの幼子たちが
海の乳房を求めて 太陽が水平線を真っ赤に染める夕方
沖へと泳ぎだし 再び戻ってこなかったことを

ISBN978-4-8120-2111-8  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『近づく空に』
館林明子/著

小さな心をいっぱいにして。
あの日、人々の心から水が漏れ出した。
それは悲しみとなり、苦しみや祈りとなって、フクシマから世界へあふれていった。
今も世界を洪水のように浸す、にがい蓬の味の水。
でも逃げない。水の中をひたすら真っ直ぐ進んでいくだけ。
ほら、空がまた少し近づいた。

ISBN978-4-8120-2119-4  C 0092
本体2000円(+税)

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詩集『管弦楽のない協奏曲』
白取範子/著

心はいつも同じ空にある
音との出逢いは人との出逢いに似ている。
出逢うことは自分を知ることであり、人を知ることでもある。
そして、言葉との出逢いもまた……。
音楽に携わる詩人が、音楽から心へと架け渡した美しい詩の橋を、
一緒に渡ってみませんか?
ISBN978-4-8120-2124-8  C 0092
本体2000円(+税)

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新・日本現代詩文庫115『近江正人詩集』
解説/高橋英司・万里小路譲

 明るく、健康的で、生命を謳歌する詩に対して否定的な批判を加えることはできない。真っ当なメッセージであり、生きる活力を与え、人を元気づけるのだから、読者も素直に心を開いて彼の詩を受け入れる。

世間や人生に対して斜に構える読者が、照れもせず堂々と書けるものだと半ば揶揄することがあっても、近江正人は意にかけないだろう。近江正人は正道を堂々たる態度で進んで行く。技法的にも、演劇的な、やや大ぶりな言葉は、それに相応しい。(高橋英司・解説より)
ISBN978-4-8120-2123-1  C 0192
定価1400円(+税)