img_p001.gif

kudamono.jpg

詩集『くだものを買いに』
魚本藤子/著

水曜日にはくだものを買いに行く。坂の途中で、大きな手が梨をひとつ私に握らせてくれた。だからこわれないように、胸に抱えて走ってきたのだ。坂の上からは、たどってきた遥かな時間が見渡せる。昨日私が来た道を明日のこどもが歩き出す。

ISBN978-4-8120-2208-5
定価 本体2000円+税
発行日 2015年4月10日

img_p001.gif

kinn.jpg

新・日本現代詩文庫121 『金堀則夫詩集』
金堀則夫/著

 金堀則夫は、詩を書くことによって自らを解放する。そういうおもむきの作品に強く牽かれた。私も、空しいことかもしれないこういう行為のくりかえしによって、自分の存在をたしかめつづける他なかったからである。われわれは同類である。修辞を弄さず、つとめて平易な言葉と言葉との屈折でこの時間をとらえようとしているのにも親近感をおぼえる。
(小野十三郎・解説より)
ISBN978-4-8120-2210-8
定価 本体1400円+税
発行日 2015年3月30日

img_p001.gif

susyuu.jpg

詩句集 『横田和久作品集』
横田和久/著


唯一本の、まっすぐな道あり。
交差点の無い道あり。
どこまでも続く道なり。
そして、僕は、唯一人歩めり。
 その道なり。
 どうしてもその道でなくてはいかぬ。
 ああ、その道はありけり。
ISBN978-4-8120-2209-2
定価 本体1000円+税
発行日 2015年3月20日

img_p001.gif

kiteki.jpg

詩集『汽笛がきこえた街』
若見政宏/著

「政治の宴」が終わった1960年代半ば。
都市と労働の磁場の中で、
新しい社会と自己との関係を模索し続ける熱き一群の青年達がいた。
騒然とする港湾の端から端へ、
存在の哀しみの橋をかけて鳴り渡る汽笛と共に、
慌ただしく立ち去った次代の喊声が聞こえてくる。
ISBN978-4-8120-2205-4
定価 本体2000円+税
発行日 2015年3月10日

img_p001.gif

image2.jpg

詩集『野道で』
大塚史朗/著

八十路近く生きてきたのだが
風潮や流行や生きていくための圧力とやらに
転々と変ってきなかったのは
正に 幸せな生涯だったと思っている

ISBN978-4-8120-2203-0
定価 本体2000円+税
発行日 2015年1月21日

img_p001.gif

image1.jpg

詩集『侏儒のポエジ・2』
福田周司/著

年のせいか、お前の馬鹿元気も野心も少しずつ後退し、ガツガツした欲の影も薄れて来たからな。この分なら、すっかりなきが如くに衰え、独り占めにしていた心身を俺に明け渡す日も、そう遠くはなさそうだから――その正体こそ、他ならぬ、この俺、すなわちゼルプスト(自己自身)だからだ。お前も、そろそろその俺に帰る時なのだ。つまり、自我を離れて自己自身に目覚めるのさ。言ってみれば悟りという奴だ――それでこそ魂も健全さ。
ISBN978-4-8120-2204-7 定価本体1500円+税
発行日 2015年1月31日

img_p001.gif

201501_8.jpg

『戦後サークル詩論』
中村不二夫/著

職場、学校、療養所等のサークル詩運動はかつて、豊饒な現代詩を産み出す母胎の一つだった。今まで殆ど語られることのなかったその実態に、丹念な一次資料の渉猟と読み込みで迫る本書は、戦後詩史の空白を埋める著者畢生の快著である。
(一色真理)

ISBN978-4-8120-2185-9 
定価 本体3000円+税 
発行日 2014年12月10日

img_p001.gif

201501_1.jpg

詩と思想新人賞叢書8 詩集『記憶の螺旋』
小野ちとせ/著

文字へのつよい関心が、ついに彼女をこの一行に到達させた。
――一(はじめ)は一(ちへい)なのです
すばらしい発見、宇宙的認識!
彼女の詩の題材は多岐にわたるが、生きとし生ける物すべては、いのちの根源である。〈一〉に収斂されていく。日も月も星も、未曽有の天変地異も、台所の片隅で咲くひとくきの菜の花さえも――。
(新川和江)

ISBN978-4-8120-2187-3
定価 本体2000円+税
発行日 2014年11月23日

img_p001.gif

201501_2.jpg

詩集『夢の鎌』
結城文/著

生きるとは人や自然にふれながら、存在の一つ一つに共感し、経験を自分のものにしてゆくこと。
自分という重荷とともに、坂道を一歩一歩、遠く静かに歩いてゆくこと。

ISBN978-4-8120-2186-6
定価 本体2500円+税
発行日 2014年11月23日

img_p001.gif

201501_3.jpg

詩集『♂♀誕生 死亡 そして∞』
市原千佳子/著

人はただ男と女が出会い、生まれて死んでいくだけの存在なのか。
♂ ♀ 誕生 死亡 そして ∞
かつてテレビ映画《ベン・ケーシー》で見た奇妙な表題を手がかりに、
有限を無限へと化学変化させる〈渡り廊下〉となる言葉を、
故郷 宮古島の風土に探る。
〈死後の眼〉で宇宙の循環を見つめる、意欲的な実験作。

ISBN978-4-8120-2196-5
定価 本体2500円+税
発行日 2014年11月23日

img_p001.gif

201501_4.jpg

詩集『重力の踵』
八覚正大/著

結局 綱は切れずに ここまで生き延びてしまった
この上は 確実に綱の切れる この世からの最後の跳躍までの
けっこう長いかもしれない残余の命こそ
実は本当の「見える」人生であるのだろう

ISBN978-4-8120-2195-8
定価 本体2000円+税
発行日 2014年11月30日

img_p001.gif

201501_5.jpg

詩集『誰かに手渡したくて』
方喰あい子/著

我が家の庭や海外への旅、故郷への想いから生まれ、花の種を零すように書き継がれてきた詩篇。生きてあるすべてのものを慈しみ、いずれ果てていく己のいのちを見つめる言葉たちが、移ろう時の流れの中でいま、確かな絆を明日へと繋いでいく。
ISBN978-4-8120-2179-8
定価 本体2000円+税
発行日 2014年11月15日

img_p001.gif

201501_6.jpg

詩集『大河原巌全詩集』
大河原巌/著

〈個我の危機〉に陥っている現代詩を克服するには、詩人は言語の本質としての〈ダイアローグ〉を生きなければならない。尖鋭な詩論を背景に、新たな〈主体の生成〉を目指す大河原巌の詩業を一望する全詩集。

ISBN978-4-8120-2188-0
定価 本体5000円+税
発行日 2014年11月20日

img_p001.gif

201501_7.jpg

詩集『陽の笛』
野老比左子/著

世界が仲良く永劫のエネルギーに生かされて
花咲くちから 歩くちから 大地に甦り
闇夜から人々を救う天の微笑 地球にそそぐように

ISBN978-4-8120-2194-1
定価 本体2000円+税
発行日 2014年11月23日

img_p001.gif

201501_9.jpg

詩集『土になり水になり』
佐々木久春/著

 佐々木久春氏の詩は、原発の安全神話崩壊というニヒリズムを飲込み、そのことばは土や水の神秘に同化し、そこから微かに立ち上ってくる言霊を丁寧に拾う。ここで佐々木氏が訴えているのは、かつてタゴールが現代文明に警鐘を鳴らしたように、一木一草の自然界に魂が宿るという祈りの姿勢である。
(中村不二夫「序文」より)

ISBN978-4-8120-2199-6
定価 本体2500円+税
発行日 2014年11月30日

img_p001.gif

201501_10.jpg

詩集『肥後守少年記』
高田太郎/著

戦後少年時代の放縦な
土俗的感傷と現代の寂寞とした
孤絶感の中で
魂の居場所をもとめる著者の最新詩集

ISBN978-4-8120-2184-2
定価 本体2500円+税
発行日 2014年12月5日

img_p001.gif

201501_11.jpg

詩集『山の手ループ(内回り)』
太田康成/著

この街を歩けば

二度と会うことのない
流れる街の流れる星たち
君らの一生が
一つの長い夢であるように

ISBN978-4-8120-2197-2
定価 本体2000円+税
発行日 2014年11月30日

img_p001.gif

201501_12.jpg

詩集『マー君が負けた日』
葵生川玲/著

滑走路には巨大な鳥の形が駐っていた
田中将大投手の大リーグ連勝記録が七でストップした日、
大飯原発運転再開と厚木基地夜間飛行差し止め判決が出た一方、
米軍は無人偵察機の日本配備を発表。
気づくと世界の表と裏がオセロゲームのように入れ替わっている。
ありふれた日常の、よくある一日なのに。

ISBN978-4-8120-2192-7
定価 本体2500円+税
発行日 2014年12月5日

img_p001.gif

201501_13.jpg

詩集『わが大地よ、ああ』
若松丈太郎/著

そしてだれもいなくなった
なんてことにならないよう
わたしたちになにができる
わたしはなにをすればいい

ISBN978-4-8120-2200-9
定価 本体2300円+税
発行日 2014年12月20日

img_p001.gif

201501_14.jpg

叢書〈社会 現実/変革〉11 詩集『溶けていく闇』
稲木信夫/著

私の心は今も燃えつづけている
60余年前、故郷・福井の街を襲った大空襲。
それはもはや〈炎〉ではなく、〈非炎〉と呼ぶしかない。
その日から、火焔そのものの人生を生きてきた。
魂が鎮まることはない。

ISBN978-4-8120-2191-0
定価 本体1800円+税
発行日 2014年12月5日

img_p001.gif

201501_15.jpg

詩集『清流の心電図』
香川紘子/著

詩と共に生きた八十年の軌跡

ISBN978-4-8120-2175-0
定価 本体2500円+税
発行日 2015年1月3日

img_p001.gif

201501_16.jpg

詩集『女神む』
高井泉/著

自分の中の太陽を常に爆発させて、
絶えず他の存在に変身して行く、
名詞を破壊し動詞を鋳造した。
驚愕の言語世界!

ISBN978-4-8120-2198-9
定価 本体2000円+税
発行日 2014年12月20日

img_p001.gif

201501_17.jpg

17
詩集『ジャンピング・ビーンズ』
福島純子/著

なにが幸せかは
いつ幸せかは
わたしが決める
「ハッピー アワー」より
おびただしく移動するものたちのいのち、とどまるものたちのいのち。その存在を世界的視野で記憶にとどめる福島純子の、時代と向き合うジャンプ力こそ詩の感性であり、生命線なのだ。それぞれの土地にひたひたと積み重なる歴史を、複眼の姿勢で捉え、ジャンピングする新鋭の第一詩集。
(麻生直子)

ISBN978-4-8120-2193-4
定価 本体2000円+税
発行日 2014年12月8日

img_p001.gif

201501_18.jpg

詩集『光から届く声』
今泉協子/著

両親も夫も世を去り
子供たちも独立したひとり暮らしの日々
生と死を見つめ
小さな夢を引き寄せては
穏やかな時間の中で熟成された
光の詩篇

悲しみはそのまま受けとめよう。
雨の後の青空を静かに待とう。

ISBN978-4-8120-2201-6
定価 本体2000円+税
発行日 2014年12月25日

img_p001.gif

201501_19.jpg

一行詩集『流浪の終わり』
斎藤 幸雄/著

夕暮れが 夕闇を染め 秋の色
こうべ垂れ 歌聞きながら 斬首待つ
遊ぶこと 一心不乱 あすを忘れ
心世を 欺いて 一人かな

ISBN978-4-8120-2202-3
定価 本体2000円+税
発行日 2014年12月20日

img_p001.gif