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『石原武全詩集』
石原武/著

石原さんは、言語と意味の関係。言語と場の関係。そのような表現の問題を根本的につねに問いかけてきた詩人である。(秋谷豊)

石原の仕事を論じることは、戦後詩を踏まえた現代詩の核心に迫ることに他ならない。(中村不二夫)

全詩業に加え、半世紀にわたる海外詩渉猟の多彩な果実を収録。

ISBN978-4-8120-2287-0
定価 本体10000円+税
発行日 2016年8月3日

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『詩と思想詩人集2016』
詩と思想編集委員会/編

萩原朔太郎の『月に吠える』から100年。
現代詩の達成の頂点を示す、世代と地域を超えた一大アンソロジー。
次の100年の未来を目指して書き継ぐ詩人たちの、
最新代表作をこの一冊に凝縮!

ISBN978-4-8120-2326-6
定価 本体5000円+税
発行日 2016年8月31日

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詩集『むぐり』
平木たんま/著

掘るのではなく土を裏返すのに使った
「むぐり」の上の土が動くとわたしはそこに乗った
父が梃子を使うように 腕でむぐりを反すときすかさず降りる
ほほ笑むような父の顔
両手に掬った土くれの温かさ

ISBN978-4-8120-2314-3
定価 本体2000円+税
発行日 2016年8月25日

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詩集『ろうそくの方程式』
青山晴江/著

3・11フクシマのあといままでとちがう世界が視える。
「いま、どこにいるの?」と詩人は不在を問いつづける。
生活の場からの、優しい言葉がこころにのこる詩集です。
(鎌田慧(ルポライター))

力強く、炎をゆらして燃え、闇を照らす、一本のろうそく。
そのろうそくへの憧憬が、詩集全篇から立ち昇ってくるようだ。
(石川逸子・跋文より)

ISBN978-4-8120-2320-4
定価 本体2000円+税
発行日 2016年7月14日

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花と香りのなかで』
森田洋子/写真・文

花達の移りゆく美しさ
衰微してゆくもの
そのはかなさ
…心が捉えた
ただ それだけを

ISBN978-4-8120-2313-6
定価 本体1800円+税
発行日 2016年7月7日

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辻井喬論』
中村不二夫/著

言語前衛の最前線をいちども他に譲り渡さず、
その生涯を終えた孤高の詩人
辻井喬の全貌

ISBN978-4-8120-2301-3
定価 本体3000円+税
発行日 2016年8月31日

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短編集『残響』
内藤喜美子/著

平明で心優しい抒情詩の書き手である内藤喜美子が、かたわらで現実に鋭く切り込む短編小説を書いていたとは、不覚にも知らなかった。四人に一人が六十五歳以上という高齢化社会の歪みに悩む人々、家族のありかた、介護現場や病院……。テーマはさまざまだが、どの作品にも時代と向き合ってきた、女性ならではの感性が息づいている。
(一色真理)

ISBN978-4-8120-2311-2
定価 本体2500円+税
発行日 2016年8月31日

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詩集『宗秋月全集』
宗秋月/著

言葉の制服を着ないで宗秋月の詩は書かれている。
この作品集の刊行は、私たち日本語を使うものに日本語の再考をうながす。
(鶴見俊輔)

またとはもう現れはしないだろう。
宗秋月の得がたい詩才に比べられるだけの詩は。
(金時鐘)

ISBN978-4-8120-2329-7
定価 本体4200円+税
発行日 2016年9月15日

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詩集『春の闖入者』
三ヶ島千枝/著

玄関の雨戸を開けると、桜の花びらが川のように敷かれている。
冬至の夜、ゆず湯に入る。
母のお腹の中はこんなにいい匂いだったのだろう。

看護の仕事をしたことのある三ヶ島千枝の詩は、
日常生活をテーマに毎日を楽しく生きていく姿を活写する好詩集である。
(菊田守)

ISBN978-4-8120-2323-5
定価 本体2000円+税
発行日 2016年10月15日

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詩集『野山寂寂』
佐藤すぎ子/著

死者のため壮麗な塔をつくった人も
死者のため墓誌に二行を書き識した人たちも
遠い世の光 いとしい者よ永遠なれと
陽を受けている塔や墓誌がよぎりはしなかったか

ISBN978-4-8120-2324-2
定価 本体2000円+税
発行日 2016年8月31日

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詩集『霧の町を訪ねる日』
斎藤菜穂子/著

霧の町に降り立ち
辿り着いた聖パウロ教会で
人と別れた少女に出会う

ダンテ通りの街リミニで
今も彷徨い続ける
パオロとフランチェスカを観る

朝の食卓のジャムは
紫色の真珠のような実を

夕暮れのテーブルの上で
白いプレートに載った
ゼリーが震える

稀有な感性で描かれた
注目すべき詩集
(菊田守)

ISBN978-4-8120-2306-8
定価 本体1500円+税
発行日 2016年9月30日

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新・世界現代詩文庫14『ホセ・ワタナベ詩集』
細野豊・星野由美/共編訳

ホセ・ワタナベの詩には、スペイン語の詩であるにも拘わらず、まるで日本の詩を読んでいるような感覚を覚えることがある。ペルーで生まれ育った日系人の彼の作品に垣間見える日本人特有の感性、儚い人生の、生命のもたらす一瞬の中に見る優美さ、そこに心を打たれる。詩の行間に、言葉の合間に溢れ出る様々な複雑な感情に引き込まれる。
(星野由美・解説より)

ISBN978-4-8120-2315-0
定価 本体1400円+税
発行日 2016年6月30日

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詩集『田中佐知・花物語』
田中佑季明/編

わたしはたぶん
混沌から生まれた
光と闇から生まれた
海から空から風から雪から
樹木から花から生まれた
美が持つ棘
歓びがもつ涙
聖なるものの深みに棲む
痛みの毒を
かすかにひそませて
わたしの根源は
広大無限の宇宙
そしてわたしはその宇宙を
うつしだす水晶球

ISBN978-4-8120-2312-9
定価 本体1300円+税
発行日 2016年6月30日

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詩集『DANCE AGAIN』
恵矢/著

自分がいることを 鏡でしか もう 確かめられなくなっている私たち
いつのまにかたどり着いてしまったこの魔方陣
ねぇ、ちょいと花泥棒しましょうよ
少しだけ つまずいて 少しだけ
気がつくと 神様は 人と人との間に座っていた のです

ISBN978-4-8120-2303-7
定価 本体2000円+税
発行日 2016年7月21日

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詩集『夕暮れの地下鉄通勤者』
青山いさお/著

青山にとって、詩はある種内面から立ち昇るシュプレヒコールであり、魂の形象化といってもよい。熱く燃えたぎる思いはすこしも青年期と変わらない。
青山には多様な視点があり、政治への怒りを離れて読む作品も楽しい。私は同世代の一人として、さらなる活躍を願っている。
(中村不二夫)

ISBN978-4-8120-2319-8
定価 本体2500円+税
発行日 2016年7月1日

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