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詩集『ひとりの女神に』
かわいふくみ/著

まえを歩いているのは
きおくのなかの母
となりに並んでいるのは
きのうまでの母
歳をとらないはずの
髪が 肌が 足腰が
きょうは
娘のうしろを
ついてくる

甦る
てのひらのぬくもり

ISBN978-4-8120-2288-7
定価 本体2000円+税
発行日 2016年2月12日

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詩集『蒼いざくろ』
上田由美子/著

人は二度死ぬ。
戦争の犠牲者のことを忘れてしまった時こそ、
彼らの本当の死が訪れる。
だからこそ書き続けたい。
闇の先に白く点る灯りのような「鎮魂の祈り」の詩を。

ISBN978-4-8120-2285-6
定価 本体2000円+税
発行日 2016年2月2日

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詩集『記憶の海』
小林登茂子/著

演劇の舞台人として磨き上げられた感性によって
人間の情感を捉え、あるいは限られた生命の果てに揺れて
そしていま、記憶の海に甦る。
その証しに詩人小林登茂子はちいさなひとしずくの音に辿りついた。
(高橋次夫)

ISBN978-4-8120-2277-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年1月24日

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ISBN978-4-8120-2283-2
定価 本体1400円+税
発行日 2015年12月10日

新・日本現代詩文庫126『桜井滋人詩集』
解説/竹川弘太郎・桜井道子

 昭和三十年刊の『女ごころの唄』は、桜井の初々しい部分が現れている詩集といっていいだろうが、昭和四十四年刊の『人情ばなし』は、桜井の詩の代表的なものがすべて出ている作品集だと言えよう。(中略)
 これは、いわゆる現代詩とは隔絶した舞台で書かれた詩だといえよう。しかし、極悪犯罪者詩人フランソワ・ヴィヨンや、墓場に群れ飛ぶ蛍のことを書き、二十代であの世に去った中国でただ一人鬼才と称された李賀――中国では鬼は死者を指す言葉で、李賀のほかにはそんな詩を書いた者はいない――の詩を受け容れたフランスや中国の詩壇のように、こんな異端の詩を認めてこそ、日本の詩の領域も広まるのではないか。光晴は、一見してそれを見抜いたはずだ。
(竹川弘太郎解説「金子光晴がもっとも愛した弟子、桜井滋人小論」)

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詩集『歩く』
奥津さちよ/著

歩いている
どこかにもっと
置きわすれたものがあるような気がして
記憶からこぼしてしまったものを
探しながら

ISBN978-4-8120-2276-4
定価 本体2000円+税
発行日 2015年12月10日

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詩集『秒針と針』
打出祥子/著

針はその鋭さを
光で先端に集めるから
真っ暗な胸を
覗いて見るのにちょうどいい
「針」全文

ISBN978-4-8120-2263-4
定価 本体2000円+税
発行日 2015年11月15日

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詩集『誰もいない闘技場にベルが鳴る』
後藤大祐/著

このカックン詩人を見よ!
ホイットマンのように陽気で幸福で繊細な
不良詩人の誕生を歓迎する!
――東京大学文学部准教授 阿部公彦

ISBN978-4-8120-2248-1
定価 本体1600円+税
発行日 2015年11月30日

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詩集『微笑む星はまだ残っているか』
丸地守/著

世界は終ったか
生きるということはこの眼で何を視、何を感じ、何を問い、
何を為すかということだ。
いま、もはや「無い」かもしれぬ、その一点を見据えているか?

ISBN978-4-8120-2275-7
定価 本体2500円+税
発行日 2015年11月25日

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詩集『記憶の埋葬』
大山元/著

太陽が美しいなどとは 誰にも言わせない
おびただしく生きてきて何を見たのか。目で見ただけでは何も見たことにならない。
本当に見るとはことばで強く信ずることだ。今こそ死者を祭れ!
ずきずき痛む記憶を埋葬するために。
伝統的な言葉を解体し再構築する中で、死と再生の根源に迫ろうとする鮮烈な第一詩集。

ISBN978-4-8120-2251-1
定価 本体2000円+税
発行日 2015年10月30日

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詩論・エッセイ集『岩肌と人肌のあいだ』
こたきこなみ/著

詩は社会を変えられるか?
詩には見えない底力がある。世界の表層のほつれから、
人間の本質を引き出す糸口が詩作なのだ。

ISBN978-4-8120-2244-3.
定価 本体2300円+税
発行日 2015年10月30日

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詩集『冬の薄明の中を』
天野英/著

天野英は一瞬一瞬の夢とも幻ともつかぬ物語のひとこまひとこまをまっさらな心で書きとり、その世界を生きている。詩人が詩を生きるということ、つまり五感を通して詩を感受することによってこそ、はじめて詩にあらたな寓意が与えられる。
ここに描かれている世界は、自らのうち深く眠っていた物語を一瞬に直観することによって生まれ来た作品であると言ってよい。私はここに天野英の原郷をしかと読みとり、寓話的世界のあらたな誕生と生成を見る。
(小川英晴)

ISBN978-4-8120-2246-7
定価 本体2000円+税
発行日 2015年10月10日

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詩集『女坂まで』
長谷川忍/著

初めに言葉が、いや……水があった。睦み合い、憎み合い、赦し合ってきた日々。いつも川は思い出のように傍らを流れていた。表通りから一本奥に入ると、そこは昔ながらの路地。都会の下町を舞台に、ノスタルジーと現代が交錯する待望の新詩集!

ISBN978-4-8120-2230-6
定価 本体2000円+税
発行日 2015年9月30日

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詩集『路地』
小野恵美子/著

戦争、敗戦、戦後復興。祖母から母へ、かつて不登校だった娘へ、一家の女性史に描かれた日本人の精神的位相。戦後70年、日本の平和は、慎ましく肩を寄せ合い、こうして名もなく路地に生きてきた人たちの手によって護られてきたのだ。平和の使徒、原民喜研究で知られる詩人の最新詩集。
(中村不二夫)

ISBN978-4-8120-2242-9
定価 本体2000円+税
発行日 2015年10月15日

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詩集『一杯のラーメン』
横倉修一/著

彼の疲れたジャンパーの背に
ぼくは「焼け跡のイエス」を見た
彼はおおらかな眼差しで 店内を見渡すと一杯のラーメンに「今日一日の苦労を洗い流した」と言いたそうな満ち足りた表情で 立ち上がると片頬を赤提灯に染めながら救急車が鳴きわめく雑踏へ消えていった
「一杯のラーメン」から

ISBN978-4-8120-2257-3
定価 本体1800円+税
発行日 2015年10月30日

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評論集『民衆詩派ルネッサンス』
苗村吉昭/著

日本の近代詩史研究に、新しい一冊が加わりました。
 大正時代初期から興った、「民衆詩」と称された口語自由詩運動の発生と流れにスポットライトを当て、豊富な資料を読み込んで、文語定型詩から口語自由詩への転換を促した功績を述べています。
 けれど新旧どちらにも偏る批判的な姿勢はとらず、詩人それぞれの生きた時代、立場を肯定的に掬いあげて論じる姿勢に好感が持てます。
 現代詩の鏡として、民衆詩派詩人の果たした役割の今日的意義も鮮やかに映し出しています。
(福田正夫詩の会 代表 福田美鈴)

ISBN978-4-8120-2269-6
定価 本体2700円+税
発行日 2015年11月1日

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新・日本現代詩文庫125『川端進詩集』
解説/中上哲夫・北川朱実

 川端進の詩を読んでいると、石頭がほぐされて精神が解放される心地よさを感じるのはわたしだけではないだろう。飯島耕一が西脇順三郎の文章を〈頭の痛くならない散文〉と呼んだひそみにならって、川端進の詩を〈頭の痛くならない詩〉と呼びたい誘惑にかられるのだけど。
(中上哲夫・解説より)

ISBN978-4-8120-2264-1
定価 本体1400円+税
発行日 2015年10月15日

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新・日本現代詩文庫124『佐藤正子詩集』
解説/篠原憲二・佐藤夕子

 詩作を始めた(短い作歌期間のあとだった)佐藤さんの初心に(行)の観念があったことは余程重要なことだ。詩には行があると改めて思う。一行の末尾の消滅から次行の頭への、言わば死と生起の繰り返し。それは、日本語が述語に達するまで遠いという特性において、その途中の定立しがたい状態を律するのに適った一つの形式感覚と言ってよい。
(篠原憲二・解説より)

ISBN978-4-8120-2233-7
定価 本体1400円+税
発行日 2015年10月9日

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詩集『乗換え駅』
谷本州子/著

人間の形で生まれたが
これまで常に人間だっただろうか
人間の形にふさわしくなれるだろうか

ISBN978-4-8120-2270-2
定価 本体2000円+税
発行日 2015年11月23日

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詩集『ブラキストン線』
樋口忠夫/著

北海道の風土を描いた魅力ある詩集。
樋口忠夫が仕事で赴任した体験を通して、
日本の最北端北海道の歴史・文化と自然をテーマとして、
美しくも厳しい、愛しくも哀しい現実を表現した注目すべき第一詩集。
井上靖を彷彿とさせる詩もあり、興趣は盡きない。
(菊田 守)

ISBN978-4-8120-2262-7
定価 本体2000円+税
発行日 2015年11月10日

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詩集『呼び出しの呪文』
住連木律/著

進化した音数律詩
ここには、新しい詩の姿を模索した末の、ひとつの答えがある。
(比留間一成)

ISBN978-4-8120-2281-8
定価 本体2000円+税
発行日 2015年11月26日

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