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詩集『聖地サンティアゴへの道』
富田和夫/著

ふぅーふぅーしゅ ふぅーふぅーしゅ
小雪舞うドーヴァー海峡を渡る風は、世界中の嘆きの声を集めて押し寄せてくる。
……英米文学、英語学、言語学を講じる傍ら、四十数年かけて海外各地を探訪してきた碩学の詩人が、この眼で見たもの、この耳で聴いたものを、魂の言葉で丹念に紡いだ珠玉の紀行詩集。

ISBN978-4-8120-2260-3
定価 本体2000円+税
発行日 2016年3月20日

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詩集『寿』
菊地道夫/著

詩とは 宇宙である

人生は舞台ではなく、小さな部屋である。パーソナルな空間だからこそ、数々の困難を切り抜け、感動を生み出すことができる。理なき時代だからこそ、言葉の重要性が際立つ。言葉とは感性と理性とを結びつけ、その総体を表現する小宇宙なのだ。

ISBN978-4-8120-2286-3
定価 本体2000円+税
発行日 2016年4月4日

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新・日本現代詩文庫127『葵生川玲詩集』
みもとけいこ・北村真/解説

 絶対者の礼賛につながる、詠嘆的抒情を排して、しかもいかなる方法で文学に魅力を付け加えて行くか。それは戦後七十年が過ぎたこの国で、文学に関わっているすべての表現者に、これからも与え続けられる宿題である。この詩集は葵生川氏の出した一つの回答である。それぞれの表現者はそれぞれの回答に向かって、孤独にも書き続けていかなければならない。(みもとけいこ・解説より)

ISBN978-4-8120-2292-4
定価 本体1400円+税
発行日 2016年3月31日

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おだ じろう全詩集『Fall & Rise』
おだ じろう/著

鋭い社会批判、風刺を〈語りまくる〉一方で、
おだ じろうの作品には深い〈沈黙〉が抱え込まれている。
戦後の歴史の中で、また身近で多くの死者たちを見送りつつ、生き延びてしまった自己への罪障感。それがおだの全詩において、露悪的ともいえる苛烈なリアリズムを成立させている。

ISBN978-4-8120-2282-5
定価 本体3500円+税
発行日 2016年4月30日

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詩集『茜色の空の下で』
入谷寿一/著

一日中消えることなく美しく染まった茜色の空の下で
何十万人の人が 灼かれ 溶け 傷つき
ぺろぺろ剥けた皮膚を引きずり 彷徨っていたのだ

ISBN978-4-8120-2300-6
定価 本体2000円+税
発行日 2016年4月15日

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新・日本現代詩文庫128『今泉協子詩集』
高田敏子・安西均・油本達夫・柴田千晶/解説

 個人的にも教室でお話する程度で過ぎて来たことを思いますが、今泉さんは、大変女性らしい美しい方、柔らかなふんいきの中に、デリケートな感覚と才気を秘めていられる方に思われます。
 作品も、そのお人柄を思わせる、感覚的な、不思議な世界を持たれているのでした。(高田敏子・解説より)

ISBN978-4-8120-2297-9
定価 本体1400円+税
発行日 2016年5月20日

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新・日本現代詩文庫129『柳内やすこ詩集』
伊藤桂一・以倉紘平/解説

 柳内さんの志向は、大きくいえば、グローバルな人間への愛、であり、狭くいえば、人間の生死へのあたたかな思いやり、ということになるのかもしれない。表現も、晦渋なものは何もなく、さわやかに処理されているのは、この人の生き方の視野が、しっかりと確立しているからであろう。この世への、つつましい祈りをこめて歌う、といった姿勢にみえる。(伊藤桂一・解説より)

ISBN978-4-8120-2295-5
定価 本体1400円+税
発行日 2016年5月20日

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詩集『香格里拉で舞う』
安森ソノ子/著

幼い時から親しんだ
百日草の紅色が
天山山麓への入口で
待っていた
百日は枯れて
朽ちない願いをもつ
一年草の強い葉脈
直立させて

ISBN978-4-8120-2296-2
定価 本体2000円+税
発行日 2016年4月5日

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詩集『レイシスト』
おぎぜんた/著

アフリカよ! おまえは自由だ
世界の貧困と苦難からも
他者からの差別と虐待からも
すべての過去からも自由のはずだ
奴隷制度 植民地支配 白人至上主義
人種の偏見と差別 言論の統制と圧力
独立国家の汚職と物欲主義の蔓延
すべてからの心の解放を唄うのだ

ISBN978-4-8120-2294-8
定価 本体2000円+税
発行日 2016年4月30日

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詩集『明日 目が覚めたら』
谷口謙/著

ぼくの心は醜い
醜い心をかくすように 美しい遠い連山を眺めている
止めよう 徒な自己嫌悪を
自然に恥じて 山に恥じて
自然の詩を歌おう

ISBN978-4-8120-2302-0
定価 本体2000円+税
発行日 2016年4月15日

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『詩を問い続けて―私的詩論集』
高橋玖未子/著

詩は意味ではない。言葉だけでもない。
詩人の体を通した詩的経験が言葉を生み、
その言葉が働く効果によって現出された世界、
詩人個人の抽象的な感覚を言葉で可視化させた世界が
詩と言える。だとすれば、
その本質において詩は万国共通である。

ISBN978-4-8120-2299-3
定価 本体2000円+税
発行日 2016年5月20日

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詩集『明日の手紙』
後藤和彦/著

夜のガラスに
ぼんやりうつるぼくの顔が
なんだかうれしい

ISBN978-4-8120-2307-5
定価 本体2000円+税
発行日 2016年6月5日

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『セレクション 有馬敲言行録』
田中茂二郎/編

有馬さんは生涯を京都から離れずに暮らしている土着の京都人であるけれど、その詩世界の特長のひとつはグローバルなものとローカルなものへの執着である。その詩のベクトルは西欧のモダニズムを主流とする日本の詩界を飛び越え、人間のことばの機能が持つグローバルな普遍性とみずからの共同体が持つ固有の伝統性にダイレクトに向かっている。
(田中茂二郎・本著「有馬敲さんのこと」より)

ISBN978-4-8120-2304-4
定価 本体2500円+税
発行日 2016年6月11日

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詩と思想新人賞叢書10 詩集『盲目』
為平澪/著

目をつぶっても見せたいことが、日常茶飯事。

ISBN978-4-8120-2298-6
定価 本体2000円+税
発行日 2016年7月24日

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詩集『夜明け』
室井大和/著

東雲(しののめ)の空に
金色の立て髪を靡かせてペガサスが嘶く
神(アポロン)の降誕する瞬間(とき)
北の海に呑まれた多くの御霊が 天に吸われて行く
悲しみの向こうの 夜明けだ

ISBN978-4-8120-2316-7
定価 本体2000円+税
発行日 2016年6月20日

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詩集『哭く花』
くにさだきみ/著

3・11の大災害は自然の猛威に、人災による放射能という目に見えない禍根を残したままである。くにさださんの詩集を読んでいる人たちはヒロシマの放射能の後遺症を想定し、尻に穴のない赤子や手指が五本以上あった赤子がフクシマに発症しないことを祈るであろう。このような不安を感じさせて「哭く花」は今もフクシマで、日本国中で咲いているのだ。
(山本十四尾・序より)

ISBN978-4-8120-2284-9
定価 本体2000円+税
発行日 2016年6月20日

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詩集『河が海に流れ入る時』
平岡緑/著

ワーズワースの「水仙」を教室で暗唱するうち、気づくと少女は、いつしか風吹く野原に立っていた。既存の生活から時おり滑り落ち、異空間に遊ぶ楽しさを知ったのはそれからだ。誰もが持つ道草心を少しだけ膨らませ、散歩の行程をそっと書きとめるようになったのは。

ISBN978-4-8120-2293-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年6月29日

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