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詩集『面影をさがして』
井上和子/著

静寂な空気が漂う
微かに風の気配
次元を超えた世界を
遊泳する幻想
風の囁き
瞬時の幻想は消えていく
去りがたく 佇む

ISBN978-4-8120-2348-8
定価 本体2000円+税
発行日 2016年11月30日

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詩集『虹の片手』
岡田優子/著

雑草という草は無い
一つ一つみな名前があるのだ
わたしも草となって 芽吹こうと思う

亡き母の気配をいつも身近に感じながら、胸を熱くする幼き日の思い出と、
日常のささやかな体験を掘り起こして紡いだ、九年ぶりの心にしみる第三詩集。

ISBN978-4-8120-2334-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年11月1日

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新・日本現代詩文庫130『甲田四郎詩集』
川島洋・佐川亜紀/解説

 甲田四郎の詩は、もとよりこのような「解説」など必要としていないのであろう。その作品は読めば分かるし、庶民であれば誰でもよく味わうことが出来る(それこそ庶民の特権である)。私は詩人その人と詩作品とがこれほど密着し、整合一致している例を他に知らない。作品の中に甲田四郎その人がまざまざと存在し呼吸しているのを感じる。(川島洋・解説より)

ISBN978-4-8120-2343-3
定価 本体1400円+税
発行日 2016年10月30日

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詩集『賜物』
金田久璋/著

これまでわたしは金田さんの民俗研究にずっと注目し拝読してきた。……さて、わたしはこの一ヶ月あまり本集のゲラを繰り返し読みつづけた。そうして深く頷かされたのだ、これらの詩篇には長年の民俗学上の研鑽と知見のほどが、ちゃんと活かされていると。
(正津勉)

ISBN978-4-8120-2347-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年10月20日

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詩集『あの日を』
金敷善由/著

まるで風を追いかけるように虚しく、
この現実とは、これ見よがしに凡そ、
また飛躍と同じ程度に、
形而上学的にわれわれの目前に相対立する善意、
二つの権力がたたかっているからである。

ISBN978-4-8120-2339-6
定価 本体2000円+税
発行日 2016年10月15日

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詩集『とおくへ』
鈴木宏幸/著

水平線をすべっていく
とおくへ運ばれていく
演じつづけたのを休めるとき
ようやくひとつの物語りを
話しはじめる

ISBN978-4-8120-2335-8
定価 本体2000円+税
発行日 2016年10月15日

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詩集『けろけろ と』
壺阪輝代/著

未熟さと向き合いながら懸命に、どう生きるかを模索し合った。
内なる混沌に立ちつくした夜は、小さな灯になって照らしてくれた。
辛くても楽しくてもただ、けろけろ けろけろと笑っている こころ。
影のように遠く近く寄り添うわたしらは、いつの時からの相方なのか。

ISBN978-4-8120-2328-0
定価 本体2000円+税
発行日 2016年9月28日

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詩集『空への想い』
垣内眞由美/著

詩人としての天賦の才能、書き続ける強い意志が評価され、
越前市民文学祭で十五年間連続して優秀賞を受賞。
選者の広部英一、千葉晃弘両氏に見出され、育てられた著者による
恩返しともいえる清新な第一詩集

ISBN978-4-8120-2332-7
定価 本体2000円+税
発行日 2016年9月30日

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散文集『飲み過ぎ、アレクサンドロス』
植村勝明/著

博覧強記という言葉は植村勝明のためにあるのではないか。
古代ギリシャから東洋に至る稀書・古典の精髄を渉猟し尽くし、
渾身の薀蓄を傾けて書き上げた実験的散文集。
箴言詩という独自の分野を切り拓いてきた著者が、
さらにジャンルの枠を超えて新たな挑戦へと始動する!
(一色真理)

ISBN978-4-8120-2309-9
定価 本体2500円+税
発行日 2016年10月15日

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詩集『奇蹟という名の蜜』
加藤思何理/著

ある朝、少年は裏庭で金色に輝く豹の屍体を発見する!
それは蜜を夢見る少年と父親にしか見えない二人だけの秘密だった。
黒く毛深い時針を隠した少女の誘惑。刃物の目を持つ父親との葛藤。
真夜中の夢を水源地とする、めくるめく言葉たちの果てしない氾濫。

ISBN978-4-8120-2325-9
定価 本体2000円+税
発行日 2016年9月30日

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詩集『命なりけり』
山本光一/著

恋は和菓子より甘い?
始まりはいつも 思いがけなくやってくる
何かの合図のように
深い闇が白んでいくように
和菓子のレシピとともに もえの運命が動き出す

ISBN978-4-8120-2327-3
定価 本体2000円+税
発行日 2016年10月15日

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詩集『時を織る』
藤木由紗/著

シナリオに、小説に完成した作品を纏めつつ、
数多くの詩篇を綴ってきた人の作品は、その視野の広さで、
詩作オンリーの人とは別の、美味な成果を味わえるものだ。
願わくは、すでに完成している藤木由紗ワールドの、
数々の詩の世界を廻って歩き、
その魅力の木陰で、暫し憩っていただければ幸甚である。
(黒羽英二・跋より)

ISBN978-4-8120-2305-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年10月1日

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短篇集『屋敷稲荷』
大塚史朗/著

昭和という時代の波風を身いっぱいに受け、
生き抜いて来た著者が、
戦中の少年時代、戦後の青春時代に材を取り、
地方の暮らしを織り交ぜて生き生きと書きあげた
稀有な小説集。
郷土上州の民話を題材にした紙芝居集も併載。

ISBN978-4-8120-2321-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年9月30日

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詩集『地球よりも青く』
高橋憲三/著

母と 地球
まだ生きている ぼくだって

自分という確固たる〈ひとり〉を生きていくこと。それが〈年をとる〉ということの意味だ。流されず、飲み込まれず、肩書やお墨付きにおもねることもしない。ゆっくりと地に足をつけて歩いていきたい。この地球という、限りある青い星の上で。

ISBN978-4-8120-2308-2
定価 本体2000円+税
発行日 2016年7月15日

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詩集『わが裏博物誌より』
狩野敏也/著

狩野敏也の貪欲な嗅覚は博物誌の裏側をあられもないまでに曝け出した。
その奇想天外の絶景に秘められた真実の奇蹟がいま立ち上がり 満面の笑みを見せている。
(高橋次夫)

ISBN978-4-8120-2318-1
定価 本体2000円+税
発行日 2016年8月25日

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詩集『魚の影 鳥の影』
川中子義勝/著

昼が傷んだ翼をたたむと
夜の潮が世界の閾に打ち寄せ
光る魚が言葉を食んでいる―
ひとは、不可知な運命に弄ばれるだけの存在か、それとも
万有とともに呻きつつ、世界の甦りを待ちこがれる存在か

ISBN978-4-8120-2322-8
定価 本体2500円+税
発行日 2016年9月30日

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詩集『黄色い木馬/レタス』
草野理恵子/著

物語を語り終えたとき はじめて沈黙の人は顔をあげる

生きにくさを持つ人に惹かれる。彼らには、人生の試練を超えて生きる気高さと、他の人にはない役割とが与えられているから。最重度の知的障害のある息子のために描いた黄色い木馬のように、折れた足で飛びそこねたら、また飛べばいいのだ。何度でも、空へ!

ISBN978-4-8120-2317-4
定価 本体2000円+税
発行日 2016年9月30日

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詩集『とほく とほい 知らない場所で』
阿蘇豊/著

この本は「やっと乾いた 洗いざらしの あれをはきたいんだ」という三行を持つ詩で始まり、「やっと乾いた 洗いざらしのジーパンをはきたいんだ」という二行で終わる。この詩集を書いていた七年間、詩人はマレーシアとベトナムで暮らしていた。その間、くたびれた日本の詩を徹底的に洗濯していたのかもしれないね。
(一色真理)

ISBN978-4-8120-2331-0
定価 本体2000円+税
発行日 2016年11月15日

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詩集『夢の壺』
木村孝夫/著

メルトダウンした日の切符を持っている
いつの間にか期限が消え それは
古里に戻るための切符になった

ISBN978-4-8120-2344-0
定価 本体1500円+税
発行日 2016年11月30日

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