2017年8月更新

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『詩と思想詩人集2017』
詩と思想編集委員会/編

現代詩を読むことは、グローバルな社会と向き合い、
氾濫する情報と虚構の中に一粒の真実を探り当てる体験だ。
小さな声が響き合い、沢山の言葉と出会って、
豊かで力強いメッセージを産み出す。
世代と地域を超え、あなたの耳に届けたい、全国の詩人453名による自選アンソロジー。

ISBN978-4-8120-2390-7
定価 本体5000円+税
発行日 2017年8月31日

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詩集『御馳走一皿』
原田もも代/著

どの家にも孤独な台所がある。そこは家庭の中心で、臍のような場所。流しにあいた穴からは、宇宙の森羅万象が覗ける。戦後を生きた家族の営み、日常に潜む悲しみや怒りを、鮮やかに切り分け、水に流して……。さあ召し上がれ。

ISBN978-4-8120-2372-3
定価 本体2000円+税
発行日 2017年8月30日

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詩集『渡邊坂』
中井ひさ子/著

あの世とこの世の境い目や、人間と動物の区別はあるようでない。ないようである。たとえば見なれた坂道や路地、生け垣の向こう。そんな場所から一筋の隠れ道は始まっている。懐かしさがひりひり込み上げる、郷愁の中井ワールド。

ISBN978-4-8120-2370-9
定価 本体2000円+税
発行日 2017年9月9日

2017年7月更新

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詩と思想新人賞叢書11 詩集『星を産んだ日』
青木由弥子/著

父の体内で
死が育っている時、
私の胎内では
新しい命が育まれていた。

ISBN978-4-8120-2375-4
定価 本体2000円+税
発行日 2017年6月30日

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詩選集『離別』
王秀英/著

詩集『ナム』から13編、『パンソリ』から8編、『普通の日のカード』から8編を選びさらに新作17編を加えた、珠玉の詩集。

ISBN978-4-8120-2367-9
定価 本体2000円+税
発行日 2017年8月1日

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詩集『立ち姿』
真原継一/著

世界に対峙する言葉の糸を降ろして
真善美に輝く心模様を描きたいものです
人が無視される暗い世でありますが

ISBN978-4-8120-2378-5
定価 本体2000円+税
発行日 2017年6月30日

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『我が人生の幕間にて』
小林登茂子/著

舞台はもう一つの人生。
詩も芝居も人とのつながりの中で生きる喜びを与えてくれる。
詩人・俳優・朗読家として幅広く活動する著者の、
市民劇団・久喜座の旗揚げから退団までの
26年間を記録した、心揺さぶる感動のドキュメント。

ISBN978-4-8120-2363-1
定価 本体2000円+税
発行日 2017年7月25日

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詩集『風はそこに』
石島俊江/著

詩を書くことで、見えてくるものがある。言葉にすることで、生きてきた日々が確かな歴史に変わっていく。豊かな自然の残る利根川のほとり。筑波山の上の月がわたしの行き先を見届けるように、こっそりとついてくる。

ISBN978-4-8120-2366-2
定価 本体2000円+税
発行日 2017年7月20日

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詩集『かりそめの日々』
横山克衛/著

さて
約束の時は
いつだったか
約束の場処は、
どこだったか
私達は、当分の間、
知ることはないだろう

ISBN978-4-8120-2376-1
定価 本体2000円+税
発行日 2017年7月20日

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詩集『野道の唄』
梁瀬重雄/著

この詩集の主調音は、時代の波に洗われるままに変貌し衰退していく農村へのエレジーといえるかもしれない。しかし、当然なことながら、彼の詩はそういう情況への感傷に落ちていない。自然と人の営為という農の普遍的な生命観を平易な言葉で静かに歌うのである。

ISBN978-4-8120-2360-0
定価 本体2000円+税
発行日 2017年4月20日

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詩集『いろいろ愁』
鎮西貴信/著

動かない 動けない
話さない 話せない
生きたくない 死にたくない
死ねない
あるべきものがない

ISBN978-4-8120-2355-6
定価 本体2000円+税
発行日 2017年4月20日

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新・日本現代詩文庫134『林嗣夫詩集』
林嗣夫/著

 林嗣夫という五十一年も高知学芸中学高等学校の国語教師であった詩人の言葉には、子供と大人との間で交わされる言葉以前の「重い沈黙」や「精霊のような純粋さ」との語り合いが記されている。そんな「重い沈黙」を経た言葉を蘇生し再構築するのが、林さんの詩の試みなのだろう。そんな「重い沈黙」を孕みつつもしなやかな詩の言葉は、私たちの心を他者の感受性を尊重する「寛容な精神」へと促す栄養物のように働くだろう。
(鈴木比佐雄・解説より)

ISBN978-4-8120-2362-4
定価 本体1400円+税
発行日 2017年4月20日

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詩集『鼻行類の盗賊たち』
尾世川正明/著

彼らは人知れぬ生態を営みながら一方で人類に寄生を始めている
たとえば日々人知れず換気扇の隙間から家のなかに忍び込む
からだは紙のように薄いのでわずかな隙間からでも巧みに入ってくる
かれらはすでに家々の寝室に家族単位で群れて住み着いている
都市の集合住宅はどこにもモノがゆがんでしまう空間があるので
集合住宅はかれらの恰好の隠れ家になっているらしい

ISBN978-4-8120-2356-3
定価 本体2000円+税
発行日 2017年4月30日

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詩集『水―遊ぶ魂(Ⅰ)』
小川静枝/著

小川静枝の詩で目にとまるのは、その単純、明快さ、また質実な言葉遣いである。その技巧は暗喩、修飾なしの、真っ直ぐなものの言い方で、心に思うこと、彼女の目が彼女に見せたものをそのまま語るところにある。
ミシェル・デュクロ「序文」より

ISBN978-4-8120-2289-4
定価 本体2000円+税
発行日 2015年12月13日

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詩集『炎―遊ぶ魂(Ⅱ)』
小川静枝/著

小川静枝の世界では、仏教の基本教義の二律背反、「色即是空、空即是色」が自ずから、意気揚々と顕れている。…彼女の天性を感じる文章の中に、私たちは、砂粒に宇宙を見たウィリアム・ブレイクを思い出さずにはいられない。
ミシェル・デュクロ「序文」より

ISBN978-4-8120-2290-0
定価 本体2000円+税
発行日 2015年12月13日

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詩集『音―遊ぶ魂(Ⅲ)』
小川静枝/著

小川静枝が繰り返し語る「生きる歓び」と「集団的罪悪感」は反駁し合うことなく人間の複雑な資質の一切を表現する。彼女は人間が経験するあらゆる心の動きを、彼女の潜在意識にあると考えられる、心の深淵に垣間見られるものまでも捉えて表現している。
ミシェル・デュクロ「序文」より

ISBN978-4-8120-2291-7
定価 本体2000円+税
発行日 2015年12月13日

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詩集『未来の居る光景』
山岸哲夫/著

それはやはり
ある種の嫉妬心から
来ているものに思われた
こんな時だ
男も耐えなければいけない
と思ったのは

ISBN978-4-8120-2359-4
定価 本体2000円+税
発行日 2017年5月3日

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新・世界現代詩文庫15『朴正大詩集』
権宅明/訳 佐川亜紀/監修

朴正大の詩集は、いつもそうだったように、ある一方の独自の響きで、個別性が強まるわけではない。彼の詩集は「全体」で響く。それはまるで穴は小さく暗いが、その中の空間は幽玄で広い、ある楽器の共鳴筒とも同じだ。一番後ろの一線に触れれば、かすめ過ぎて来た前の文がひゅーひゅー響く。中間のある行に触れれば、前後にそっと並んでいる文章が、電源に差し込まれたアンプのスピーカーのように、高圧力のデシベルでどんどどんと響く。(姜正・跋文より)

ISBN978-4-8120-2369-3
定価 本体1400円+税
発行日 2017年5月30日

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詩集『七月の深い緑』
堀込武弘/著

虚勢をはることも
格闘することも
人を傷つけることも
涙を流すことも
ため息をつくことも
空虚にすぎない

ISBN978-4-8120-2371-6
定価 本体2000円+税
発行日 2017年6月15日

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新・日本現代詩文庫133『中山直子詩集』
中山直子/著

 その「ロシアの町の青い闇の中」にひそむ「胸のときめく何か」の見聞に魅入られて、彼女は集中の詩を憑かれたように一気にうたいあげた。それは長い彼女の詩作生活の中にあっても、かつて味わったことのない至福の体験であったにちがいない。その陶酔の息づかいが、この詩集には偏在している。が、陶酔はしていても、心の一隅はいつもしっかり覚めていて、きびしい写実と抑制の操作を怠らず、どの作品も高い結晶度を示していることに敬服するのである。
(鈴木亨・解説より)

ISBN978-4-8120-2368-6
定価 本体1400円+税
発行日 2017年5月15日

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詩集詩集『一粒の』
壱岐 梢/著

ふるんと一粒
だった私たち
ドアから一斉にこぼれ
ぶつかったりしながら
今日へ散らばってゆく

ISBN978-4-8120-2373-0
定価 本体1800円+税
発行日 2017年6月27日

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詩集『つらつら椿』
清岳こう/著

こころが承知しないのです。
なまみが納得しないのです。
あなたが独りで逝くなどと。

ISBN978-4-8120-2387-7
定価 本体2000円+税
発行日 2017年7月6日

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