松本紀久雄メモリアルコンサート

松本紀久雄－メモリアルコンサート－　＆　松本山兎－書展－

かつしかシンフォニー・ヒルズ
　　　　展示ギャラリー
8月29日(金)～9月2日(火) 11:00～18:00　初日のみ 13:00～18:00
　　　　　　　　　　　　　　　　　（チラシに間違えがありました　こちらの時間が正しいものです　ご注意下さい）

－－－　ご挨拶　－－－

　音楽会と書展を一つにした形で開きたい。
松本がそんなことを言ったのは、結婚したばかりのころでした。私には、夢のようにしか思えなかった事でしたが、それが実現することになりました。
　シンフォニー・ヒルズという、絶好の場所を得て開催される時、発案者である松本紀久雄の姿がないというのはなんと皮肉なことでしょう。
　呼びかけにおおじて集まっていただいた方々は、松本にとって大切な方ばかりです。そして演奏されるチャイコフスキーは、旧東京教育大、都立日比谷高校のオーケストラで名演といわれたものの中に入っています。
　たった一日、特別に結成されたオーケストラでどのように演奏されるかとても楽しみにしております。
　最後になりましたが、演奏会実現のために大きなご協力をしていただいた東京音楽大学関係各位に、深く感謝いたします。

松本たみ子 .
　

コンダクター佐藤　親悟	東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学（ユーフォニアム専攻)卒業。同大学研究科終了。東京音楽大学在学中、埼玉県新人演奏会オーディション合格、同演奏会出演。'90世界ユーフォニアム・チューバ･カンファレンス･札幌大会ソロ･コンクール　ユーフォニアム部門入選。指揮を松本紀久雄、ユーフォニアムを山本孝の各氏に師事。現在、指揮者　フリーユーフォニアミストとしてコンサート、バンド指導など、幅広く演奏活動を行っている。　東京音楽大学付属高等学校講師、税務大学校東京研修所講師、浦安市吹奏楽教室講師。
コンサートマスター横山　俊朗	東京音楽大学付属高等学校を経て東京音楽大学卒業。1986年にNHK交響楽団に入団。付属高校在学中に、日本学生音楽コンクール東日本大会第3位入賞する。東京音楽大学卒業時にNHK洋楽新人オーディション合格。読売新聞主催、新人演奏会出演。ヴァイオリンは、松本善三、田中千香士、両氏に師事。現在、NHK交響楽団、第2ヴァイオリンのフォアシュピーラーを務める。又、N響メンバーによる室内楽グループ「アンサンブルクラルテ」の第一ヴァイオリン、そのアレンジを担当。　東京音楽大学非常勤講師、同付属高校非常勤講師。
ピアノ長葭　俊夫	東洋大学仏教科卒業。高野山真言宗東京青年教師会顧問。弘法寺代表。 3歳よりピアノを、17歳より指揮を習う。19歳のとき、声明など仏教音楽研究のため高野山に上がる。24歳で、ウィーン音楽研修より帰国後、仏教の道に進む。ピアノを黒沼幸子、久本成夫、小保内恭子の各氏に、指揮を三石精一氏に師事。　21歳の時、オペラ"運命の力"で33歳の松本紀久雄氏と出会い、以後30年近く、兄弟以上の付き合いをしてきました。このたび、紀久雄さんとご縁の深い演奏家のみなさんと共演させて頂くのは、感慨無量。
松本紀久雄メモリアル・コンサート実行委員長ヴァイオリン小田　実穂	愛知県立明和高校音楽科卒業。東京音楽大学、同大大学院修士課程修了。東京音楽大学在学中、奨学金を得てインディアナ州立大学へ短期留学。近藤富雄、故近藤フミ子、浦川宣也、久保陽子、東彩子、ユヴァル・ヤロンの各氏に師事。　第40回全日本学生音楽コンクール（高校の部）名古屋大会第1位。読売新聞主催第63回新人演奏会、第15回読売中部新人演奏会に出演。読売新人音楽賞受賞。「音楽を社会へ活かす活動」で、岡崎市社会福祉協議会より表彰される。岩城宏之指揮アンサンブル・エンドレス定期演奏会で、J.Sバッハ”ブランデンブルグ協奏曲第5番”　昨秋チェコにてマリオ・コシック指揮モラヴィアフィルハーモニー管弦楽団とブルッフの"ヴァイオリン協奏曲"のソリストを務める。現在、ソロ、オーケストラの演奏活動を中心に（財）東京子ども図書館にて"子どもといっしょの音楽会"等、音楽のエピソードを交えたコンサートを企画･構成。好評を得ている。　「僕、小田さんのこと娘だと思えばいいんだ。」松本先生と私の母が同い年であるのが判明した時、先生がそう話されました。その後、演奏会の打ち上げで子供のような振る舞いをなさる先生に「お父さん、ダメでしょ！」と、つい言ってしまった私に、先生は嬉しさを滲ませた顔で苦笑されました。今でも、あの時の顔が忘れられません。　メモリアル･コンサート、特別席で聴いて下さいね、お父さん！！