こちらの公演は終了いたしました。沢山の方々のご来場ありがとうございました。




ヨコザワ・プロダクション プロデュース 第17回公演
ヨコザワ・プロダクション プロデュース 劇団 五創会 舞台公演 2006 美しき心のなかに
原作 メアリー・シェリー   脚本・演出 横沢 丈二
2006年10月25日(水)〜29日(日) シアターVアカサカ
野望に燃えた科学者二人の航海の行方は!?
フランケンシュタイン VS ヴォルトマン
謀略の炎……冤罪……奇跡
 19世紀の幕が開けようとする、1790年代後半。イギリスの都ロンドンでは天然痘の猛威を振るっていた。救済手段のない不治の病に対し、国家が取った対応は、発病の疑いのあるものを、ある半島へと押し込めるという、徹底した隔離対策だった。通称、貧民街。そびえ立つ塀と、大海へと続く断崖絶壁とに囲まれた、半島の街。
 悪魔の病、天然痘は、この閉ざされた世界の中に隠されたのである。
 社会全体が動かぬヒエラルキーに支配され、社会を牛耳る上層階級の人間達は、私利私欲と、自らの保身のみに心を奪われている。そんな社会風潮の中、一人の野心に充ちた学生が、名門ケンブリッジ大学の門を叩く。ヴィクター・フランケンシュタイン。
伝統に根付いた、動かぬ大学理念を前にして、行き場を失いかけていた彼の前に、一人の大学教授(生物学者)が現れる。エリック・ヴォルトマン。
 前世代迄の学者達の思想に敬意を払いながら、学問に新たな地平を拓こうとする二人の科学者。彼等の類稀なる才能は共鳴し合い、天然痘ワクチン開発に向けた熱き研究が開始された!
 しかし、揺るぎ無いかに見えた二人の信頼関係は、学界への学術書発表を前に、綻びを見せて行く。慈愛に充ちたヴォルトマンと、彼の歩む茨の道のりを信頼し、臆することなく辿ってゆく、その家族。一方フランケンシュタインは、その秘められた生い立ちに端を発する、歪んだ精神構造を抱えていた。やがて彼の野望は、二人を悲劇の荒波へと誘ってゆく――。
 2004年初演時に、御好評をいただいた本作である。
 ディレクターズ・カット版とは元来、映画作品での試みと思われるかも知れない。しかし、本作ディレクター(演出家)として、時にはストーリー展開の流麗さを求めるあまり描き切れなかった、こだわりや主張の絵(被写体)を、より色濃く織り込ませていただいた。もちろん、初演版を御覧になられてなくとも、存分に楽しんでいただけるはずである。
 上演スケジュール
 
10月25日(水) 10月26日(木) 10月27日(金) 10月28日(土) 10月29日(日)
13:00        
14:00      
18:00        
19:00  
※開場は開演時間の30分前となります。
※未就学児のご来場はご遠慮申し上げます。
 劇場アクセス
■ シアターVアカサカ ■
- THEATER V AKASAKA -
〒107-0052 東京都港区赤坂2-16-9 かつのビル TEL 03(3583)6040(代)
地下鉄千代田線赤坂駅5番出口、赤坂パーキング50m先左に入る、徒歩3分