こちらの公演は終了いたしました。沢山の方々のご来場ありがとうございました。




ヨコザワ・プロダクション プロデュースVol 19.

絵画館前のワーム

脚本・演出 横澤明宏
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ごあいさつ

あなた方は日和がよろしいからといって、ベンチに読みかけの詩集など、くれぐれもお忘れになりませんように。
ことに、絵画館前の噴水のほとりで、戯れに読書は禁物です。
神宮の森を背景に、東京的プロポーションを備えたこの場所には、環境がよろしいとみえて、大変虫が多うございます。
虫。虫と申しましても、ワーム(なめくじ。みみず。うじ虫。など)の類(たぐい)ですが。これが又、とてもロマンチストで、この場所は彼等にとっては、国立野外劇場のようなもの。
ましてや、置き忘れたものが、詩劇集(ポエトリー)とあれば、虫達は虫であることをついぞ忘れて、芝居に夢中になってしまいます。
――不思議が起きても、無理からぬこと。
愛すべき善良な虫達は、とても平和に、一夜の一生を終えるのですが。悪徳いっぱいの人間には、なぜか、不快なものに映るようでございます。
擬人化されたドラマの暗喩(メタファー)は、さぞ耳の痛いことばかり。
つまり、暗がりの虫達の唄声。それは、
〈「ああ!詩人が死んだときに」私達は又一つ星を失った〉
あの件(くだり)になろうかとおもいます。
太陽が落ちて、暗くじめじめしたワームの世界が、ネバネバした銀の足跡の先に、ユートピアが現われる事を信じて、夜毎集まってまいります。夢芝居。夢芝居。奇妙奇天烈、メタシアター。

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ご予約・お問い合せ
ヨコザワ・プロダクション :電話 03-3413-7226
 E-mail yokopro@vc-net.ne.jp
チケット料金:3,000円 当日3,500円、高校生以下2500円(要学生証提示)
 上演スケジュール
 
10月22日(水) 10月23日(木) 10月24日(金) 10月25日(土) 10月26日(日)
13:00        
14:00      
18:00        
19:00  
※開場は開演時間の30分前となります。
※整理券発行は開場時間の30分前となります。
※未就学児のご来場はご遠慮申し上げます。
※最終日(日曜日)は開演時間が異なりますのでご注意ください。
 劇場アクセス
■ 下北沢小劇場 楽園 ■
東京都世田谷区北沢2-10-18 B1 Tel:03-3466-0903
小田急線、京王井の頭線 下北沢駅下車徒歩2分

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