詩集『エヴァ』
一色真理/著
死に半減期はありますか?
ぼくは壊れました。
お父さんもお母さんも先生も近づいたら、皆殺しだよ!
ISBN978-4-8120-2151-4
定価(本体2000円+税)
詩集『草の声を聞いた夜』
星野元一/著
草深い地に育った詩人は
幼い夜の中で夢を舐めて眠った
きまじめにユーモアと詩を愛した
夢も詩も草の匂いに満ちて
暖かかった
ISBN978-4-8120-2148-4
定価(本体2000円+税)
新・日本現代詩文庫118『佐藤真里子詩集』
解説/小笠原茂介
もう七冊目にもなって「これが最後の詩集」と作者はいうが、ほんとうにこれで終わっていいのか? これは詩人ならだれもが心の奥底に秘める痛みであろう。
詩人佐藤真里子氏は、この「消滅願望」に屈してはならない。新しい銀河鉄道のレールを、自分の素手で一本ずつ継ぎ足していかねばならないのだ。その傷ついた手をやさしく包んでくれるものが、いつか闇のなかから現れるだろう。(中略)
佐藤真里子の詩は、生涯をともにしたものとの永遠の別れという断崖をようやく超えて、新しい境地を開きつつある。詩のいのちこそ、永遠に新しく、永遠をも乗り越える。
その明日に期待したい。
(小笠原茂介・解説より)
ISBN978-4-8120-2156-9
定価(本体 1,400円+税)